地直しについて
地直しって?
購入したばかりの生地には、多少のゆがみが生じています。
このゆがみを直す作業を「地直し」といい、地の目をまっすぐに直してから
ハンドメイドされることをおススメします。
地直しって、なぜ必要?
特にお洋服などをつくられる場合は「地直し」をされないと、せっかく丁寧につくった作品が、お洗濯をしてみると「お洋服の形がゆがんでしまった」「想像以上に縮んでしまった」など残念な結果になってしまうこともあります。
生地を購入して、型紙を作成して、裁断して、縫製して・・・大変な労力と時間、そしてなにより生地を注文してから出来上がるまでのワクワク感までもが、台無しになったような気がして、もうがっかりです。
はじめに「地直し」しておけば、素敵なハンドメイドライフになることでしょう ♪
地直しって、すべてに必要?
ハンドメイドはお洋服だけではありません。
バッグや雑貨など、完成した作品をお洗濯する必要がない場合もあります。
そういったケースでは生地のゆがみも少ないときは、「地直し」せずに作成されても構わないかと思いますが、できあがったバッグでおでかけしたら、予期せぬ大雨でびしょ濡れ!
なんてことも、無いとは言えませんので、やはり「地直し」はしておいたほうが無難でしょう。
地直しって、どうするの?
生地によって、「地直し」の方法も少し違ってきますが、よく使われるコットン、リネンの簡単な「地直し」の方法をご紹介します。
- 横糸を一本引き抜きます。(耳から 2cm ほど切りこみを入れると引き抜けます。
引き抜いた跡に沿ってハサミでカットします。 - 生地をたっぷりのお水に約1時間ほど浸します。(これを「水通し」といいます)
じゃばらに折りたたんで水に浸すと、中までしっかりつかります。 - 洗濯ネットに入れ、洗濯機で軽く脱水します。(軽くがポイントです!)
- 生地を中表(裏が外側)にして陰干しします。
布目をとおし(たて糸とよこ糸が垂直になること)、しわを伸ばしてください。 - まだ、少し湿っているかな?という頃合いにアイロンで生地を軽く伸ばして整えます。
お色の濃いものや、生地によっては色落ちする場合があります。
その場合、必ず他の生地との水通しは、色うつりの原因となりますので、お避けください。
また、水通しすると、リネンは比較的縮みやすいといえますので、要尺より余裕を持って生地をご用意しておいてください。